関係副詞の見分け方|関係代名詞との違いをわかりやすく解説【高校英語】

前回に引き続き、今回も関係詞を説明していきます。
前回の内容をまだ見ていない方は、こちら(関係代名詞の基本と使い方を例文でわかりやすく解説 | 1から学ぶ英語)を先にご覧ください。

今回は関係副詞について説明していきます。

1⃣関係副詞の基本
まずは以下の文を見てください。

That is a town.
I was born there

この2つの文で共通点があるのはお気づきですか?
a townとthereです。
前回の関係代名詞の時はitやshe、heといった代名詞しかありませんでしたが、今回はthereという副詞です。
この2つの文を1つにしたい時、ただ繋げるだけではなくこのthereを別の単語に変えます。
変える前に、thereが指しているa townについて、これは何を表しているかというと、生まれた「場所」です。場所を受けてるから2文目でthereで書き換えされてるわけです。
では、このthereを何に書き換えるかというと、先行詞(ここではa town)が場所の時に使えるwhereです。
手順は関係代名詞の時と同じで、thereをwhereに変えて文頭に出し、a townに続けて繋げていくだけです。
whereを使って書き換えると、以下の文になります。

That is a town [where I was born].
  (あれが私が生まれた町です)

これで関係副詞を使った文の完成です。
細かい説明は色々ありますが、詳しい事は次の項目でお話しします。

別の例文も紹介していきます。

This is the city.
Many festivals are held there.

こちらも共通点を探すと、the cityとthereだという事が分かります。
先程と同じようにステップを踏んでいくと、the cityを受けて2文目ではthereとなっています。
the cityは「場所」を表すので、このthereはwhereに変換できます。
thereをwhereに変えたら、whereを文頭に出してthe cityの後ろにくっつけます。
そうすると、

This is the city [where many festivals are held].
(これはたくさんの祭りが開催される街です)

となります。
whereを使った関係副詞の文は何となく理解出来ましたか?
では、別の関係副詞についても紹介していきます。
まずは同じように以下の2文を見てください。

I remember the day.
I met my friend for the first time then.

この2文の共通点はthe dayとthenです。
ただ、今回は先行詞がthe dayです。the dayは時を表す先行詞なので、2文目のthenはwhenに変換します。
先行詞が場所を表すならwhere、時を表すならwhenです。
という訳で、thenをwhenに書き換え、文頭に出してから1文にすると
I remember the day [when I met my friend for the first time].
(私は友人と初めて会った日を覚えています)
となります。

別の例文も紹介します。
・Do you know the day?
The company was established on that day.

この2文の共通部分はthe dayとon that dayです。
the dayが時を表しているので、on that dayをwhenに変えて文頭に出します。
そうすると、

Do you know the day [when the company was established]?
(その会社が設立された日を知っていますか?)

となります。

あとは紹介になりますが、関係副詞のwhyについても例文を出しておきます。

That is the reason [why he was late for school].
 (それが彼が学校に遅れた理由です)

関係副詞whyは先行詞がthe reasonの時だけなので、the reasonが出たら基本的にはwhyが続きます。
「基本的に」というのは、関係代名詞が絡んでくるとまた違ってくるからです。
それについては、次の項でお話しします。

併せて、これも関係副詞の1つに入っていますが、howについても少し説明しておきます。
これまでは先行詞があって、その後ろに関係詞を挟んでまた更に文を続けていましたが、howについては先行詞がありません。
本当はthe way S+Vという形ですが、the way howと続くことはありません
the wayを使う代わりにhow1単語で完結させます。
以下例文です。

This is [how I study English every day].
(これが私が毎日英語を勉強する方法です)

上記で説明したように
This is the way [how I study English every day].
という文はNGです。
the wayを使いたいなら、
This is the way I study English every day.
としてください。

ということで、関係副詞の基本的な使い方を説明しましたが、何となくイメージできましたか?
それでは、次の項目で関係代名詞との区別について説明していきます。

2⃣関係代名詞と関係副詞
さて、前項で関係副詞の基本について説明しましたが、文法問題で関係代名詞の問題が絡むと難易度が跳ね上がります。
慣れたら何てことないですが、慣れるまでは難しいところとなります。
では、関係代名詞と関係副詞の例文を1文ずつ出して比較してみましょう。

This is the book [which I bought yesterday].
 (これは私が昨日買った本です)

This is the city [where I was born].
 (これは私が生まれた都市です)

この2つの文を見て、文法的なところで何かに気付いたら相当文法の勉強をされている人です。
何が違うかというと、例えば上の文は関係代名詞を使った例文です。
関係代名詞という事は、itやhe、sheといった単語をwhichやwho、whom等に変えて文同士を繋げる役割をしている訳ですが、代名詞を関係代名詞に変換しているので、関係代名詞の後ろは不完全文(SかOが抜けている)となります。
最初の文だと、boughtの目的語がありません。boughtの目的語は元々itで、これがwhichに代わって先行詞の直後に来ているので、boughtの目的語がない状態で関係代名詞を使った文が完結します。
それに比べて、下の文は関係副詞を使った文ですが、関係副詞は元々書かれていた副詞をwhenやwhereに変えて文同士を繋げているので、関係副詞の後ろの文はSやOが抜けておらず完全文(SやOといった文の要素がすべて揃っている文)が続きます
今回は関係副詞の内容となりますのでここでの細かい説明は割愛しますが、この辺りの知識(主に文型の単元)が抜けている場合は、8月に公開しているこちらの記事(英語文型①〜③の基本|高校英語の文型を例文でわかりやすく解説 | 1から学ぶ英語)をご覧ください。今回のこの単元に繋がります。

別の例も出してみましょう。
That is the reason [why he left the office early].
(それが彼が事務所を早く出た理由です)

This is the reason [which led to the misunderstanding].
(これが誤解を生んだ理由です)

the reasonを先行詞とした関係詞の文を2文用意しました。
どっちが関係代名詞で、どっちが関係副詞か分かりますか?
ヒントは関係詞の後ろの文です。

正解は、上が関係副詞の文、下が関係代名詞の文となります。
whyが使われているから関係副詞、whichが使われているから関係代名詞と言われたらそれまでですが、それだけで判断するのは理由として弱すぎます。
文法問題として出た時に対処が出来ません。
理由としては、上記で説明した関係詞の後ろの文がどうなってるか、というところです。
上の文はSVOがすべて揃っているため完全文となっています
しかし、下の文はled(原形はlead)に対する主語が無く、その主語の代わりとしてwhichが使われています。本来なら上の文みたいに、HeとかItとかがないと文として成立しません。
上記の理由から、上が関係副詞、下が関係代名詞となります。

ここで、何題か問題を解いてみましょう。

(1) The boy ___ sits next to me is very smart.
a) who b) which c) where d) when

(2)This is the book ___ I bought yesterday.
a) who b) that c) when d) why

(3)The woman ___ is wearing a red dress is a teacher.
a) where b) which c) who d) how

(4)This is the day ___ I first met my best friend.
a) where b) when c) why d) who

(5)I don’t know the reason _ she was so upset.
a) where b) why c) when d) who

(6)This is the town ___ I was born.
a) when b) how c) where d) who

解答
(1) a) who (2) b) that (3) c) who (4) b) when (5) b) why (6) c) where

とにかく、関係詞の後ろが完全文 or 不完全文の区別が出来るかどうかで正答率が大きく変わります。
文型の単元も含めてよく福種しておく必要があります。

3⃣その他
上記で説明しなかった関係詞に関係する説明をここでしておきます。
冒頭で関係副詞の基本について説明して、共通部分を探して1文にする練習をしました。
いきなり関係副詞から入りましたが、関係代名詞から入るやり方もあります。

This is the house.
My parents live in it.

この2つの文を1文にしていきますが、まずは関係代名詞を使って1文にしていきます。
途中の説明は省きますが、繋げると以下のようになります。

This is the house [which my parents live in].

inの後ろのitをwhitchに変えただけです。
関係代名詞としてはこれで終了ですが、文末にinが残ってちょっと気持ち悪いですよね。
この文末に残ってるinを何とかしたいんですが、これって元々in itでしたよね?
でもitはwhichになってしまってます。ではどうするか。
inをwhichの前に持ってきたらいいんです。

This is the house [in which my parents live].

こうするとどうなったのか。
上の文では、前置詞の目的語がないので不完全文という扱いになり、whichが使われていますが、下の文ではin whichとなったことでめでたく後ろは完全文となりました。
完全文になったという事は…?
先行詞が住む「場所」を表すので…?
in whichがwhereに書き換えられます。
という事で、

This is the house [where my parents live].

という関係副詞の文に書き換えられました。
ここではwhereについて説明しましたが、もちろんon whichであったりat whichなんかになってwhenに書き換えすることもできます。
長くなってしまうのでここまでにしておきます。

関係副詞の説明、関係代名詞との違い、書き換え等説明してきましたが、何となく理解出来ましたか?
今回は関係副詞の基本となりますが、文型の範囲が理解できていれば関係代名詞との違いも分かりやすくなるので、もし復習が必要かも?と思ったら以下の単元に戻っていただけたらと思います。

英語文型①〜③の基本|高校英語の文型を例文でわかりやすく解説 | 1から学ぶ英語

まだ説明しないといけない内容はありますが、残りは次回に回します。
今回はここまで。


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