関係詞の応用編|複合関係詞・連鎖関係代名詞を分かりやすく解説

関係詞の3回目という事で、前回までで説明しきれていない内容で関係詞のちょっと応用について書いていこうと思います。
前回の記事を見ていない方は、こちら(関係副詞の見分け方|関係代名詞との違いをわかりやすく解説【高校英語】 | 1から学ぶ英語)を先にご覧ください。

1⃣制限用法と非制限用法
まずは制限用法と日制限用法についての説明です。
何のこっちゃって感じかもしれませんが、以下の英文を見て下さい。

The boy [who is playing the guitar] is my brother.
(ギターを弾いている少年は私の兄です)
I’ll never forget the day [when I moved to Tokyo].
(私が東京に引っ越した日のことを決して忘れません)

I still remember that day, [when I moved to Tokyo].
(あの日のことを今でも覚えています。それは私が東京に引っ越した日です)
My brother, [who is playing the guitar], is very talented.
(ギターを弾いている私の兄はとても才能があります)

上2文と下2文で微妙に英文が違うのが分かりますか?
そう、関係詞の前にコンマがあるか無いかです。
コンマがない英文、上の2文が制限用法で、コンマ付きの英文である下の2文が非制限用法です。
まずは制限用法について、関係代名詞を使った文で説明していきます。

The boy [who is playing the guitar] is my brother.

制限用法という名前が付いていますが、難しく考えなくて大丈夫です。
上の文は 「ギターを弾いている少年は私の兄です」という意味になりますが、この日本語訳ではこの人には他にも何人か兄がいて、そのうちの一人がギターを演奏しているというイメージになります。
何人兄弟かは知りませんが、このギターを演奏している兄以外にも他にも兄がいる可能性があるってことですね。兄が他にもいると断言できませんが、居ると仮定して「何人かいる兄の中で、ギターを弾いているのはその少年(その兄)だけだ」と制限している、というのがこの制限用法です。
下の関係副詞の例文も、この解釈と同じなので説明は省略します。

次に下の非制限用法についてです。こちらも関係代名詞を使った文で説明していきます。

My brother, [who is playing the guitar], is very talented.

この文はカンマが付いていますが、このパターンは前から順番に訳していけば問題ないです。
「私の兄はギターを弾いてるんですけど、とても才能があります。」といった形になります。
また、これは上記の制限用法と違いギターを弾いてる人が1人に限定され、自分を含めて兄弟が2人ではないかと推測されます。
学校では,whoをand he(カンマの前の単語によって代名詞は変わる)に書き換え可能と説明があるかもしれませんが、自然に訳せるならそれもありかと思います。

簡単にまとめると、
🔹制限用法「どの人・物のことか」を限定してる(=特定する)
🔹非制限用法すでに特定されてるものに補足情報を足してる(=説明を加える)
となります。
ここでは関係代名詞の文を使って説明しましたが、関係副詞でも同じです。

2⃣複合関係詞
複合関係詞とは、これまでに説明してきた関係詞に「ever」をつけたもので、wheneverやwhoeverといったようなものです。
複合関係詞という名前が付いていますが、使い方自体は関係代名詞、関係副詞と同じでそこに訳が付いてくるだけです。
単語だけ紹介しておくと、
whoever(~する人は誰でも)
whomever(~される人は誰でも)※形式ばった表現
whatever(~するものは何でも)
whichever(~するものはどちらでも)
wherever(~するところはどこでも)
whenever(~するときはいつでも)
however(どんなふうに~しても)
の7単語となります。whyは一応存在自体はしてるようですが、極めて稀なためここでは割愛。

これらの単語の使い方について、以下で紹介していきます。

複合関係代名詞

1️⃣ whoever
・[Whoever studies hard] will pass the exam.(熱心に勉強する人は誰でも試験に合格します)
主部(S)       V
whoeverはもともと関係代名詞who(主格)に「ever」が付いた形であり、whoever節の中では主語の役割となる。
また、その節全体が文の主語になった場合単数扱いとなる。
この文は2段構えの文となっており、willの手前までのwhoever節で1つの文が作られています。
このwhoever節全体が文全体の主部となっていますが、節の中でも文全体でも、whoeverが主語(whoever節は主部)として扱われるため、どちらの場合も単数扱いになります。

上記以外にも、「たとえ誰が〜しても」の意味で譲歩の意味で副詞節を導く用法もあり。
・[Whoever says so], I won’t believe it.
 (たとえ誰がそう言っても、私は信じない。)

2️⃣whomever の例文(使い方別)
whomever」は whoever の目的格で、動詞や前置詞の目的語として使われる複合関係代名詞。ただし、実際の英会話では whoever が代わりに使われることが多く、
whomever はややフォーマルな印象になる。
① 動詞の目的語として使う場合
You can invite [whomever you like].
(あなたの好きな誰でも招待していいですよ)
→ “you like whomever” の whomever が like の目的語。
 文全体では “invite” の目的語にもなっていて、二重の関係を持つ構造です。


② 前置詞の目的語になる場合
Give the document to [whomever you trust].
(信頼している人なら誰にでも、その書類を渡しなさい)
→ whomever は “to” の目的語。
 節の中では “you trust whomever” の whomever が trust の目的語でもある。

3️⃣whatever
You can eat [whatever you like].
 (好きなものを何でも食べていいよ)
→関係代名詞whatと使い方は同じで、動詞の目的語としてwhat節を続けたり、主部に置く事も可能。単数扱いとなる。

また、上記以外でも、「何が~しようとも」という意味で譲歩の副詞節を導く用法や、「どんな~でも」といった名詞節を導く用法もある。
・[Whatever happens], don’t lose hope.
  (何が起ころうとも、希望を失うな)
→「何が~しようとも」という意味で譲歩の副詞節

Whatever reason you have, you shouldn’t lie.
 (どんな理由があっても、うそをつくべきではない)
→複合関係形容詞という使い方の一つで、「どんな~でも」といった名詞節を導く用法

[Whatever he says], I won’t believe him.
= No matter what he says, I won’t believe him.
→ 「彼が何を言おうとも、私は彼を信じない」
⇒こちらは、「S(主語)が〇〇だとしても」という意味になるもので、no matter whatに書き換えられるパターン。

4️⃣whichever
こちらも同じく、副詞節・名詞節の両方を導く。
You can read [whichever you want (to read)].
  (読みたいものはどれでも読んでいいよ)

・[Whichever comes first], we’ll start without delay.
  (どちらが先に来ようとも、すぐに始めます)

You can choose [whichever book you like].
  (あなたが好きな方の本はどちらでも選んでいいですよ)

・[Whichever idea wins support], we’ll adopt it. 
  (支持を得たアイデアなら、どれでも採用する)
→こちらの例文に関しては、複合関係形容詞の譲歩の副詞節の用法で、〈no matter which~〉という形でも使われる。
No matter which idea wins support, we’ll adopt it.
※win support=支持を得る賛同を勝ち取る

説明が長くなりそうなので、ここでいったん切ります。
今回はここまで。

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